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航大受験ゼミナール

合格体験記EXPERIENCE

2024.03.21

R6最終合格

R6合格者:M.Kさん

M.Kさん
私は幼い頃、初めて飛行機に乗るため訪れた羽田空港でB747の離陸の瞬間を目の当たりにして、その大きな機体が空を飛ぶ迫力に魅了されました。その後、飛行機について興味を持ち、調べていく中で機体を操縦し、何百人というお客様を安全かつ快適に目的地まで送り届けるパイロットという仕事の存在を知りました。そこから、将来を見据えた際に多くのお客様に幸せを届け、人々の暮らしを根底から支えるパイロットになりたいと思う気持ちが強くなっていきました。最初は漠然とした「夢」に過ぎなかったのですが、中学生の頃にはパイロットが明確な「目標」になっていました。そして、その頃からパイロットになる方法を調べ始め、航空大学校の存在を知りました。  その後、実際に航空大学校の受験勉強を始めたのは、大学2年次の夏頃です。来年度(大学3年次)の受験に向けて勉強を始めたものの、大学の授業・課題やアルバイトなどで勉強時間を確保することに苦労しました。しかし、ここで楽な道に進んだら一生後悔すると思い、(負けず嫌いな性格もあったと思いますが…)隙間時間を見つけては勉強する癖をつけました。具体的には、大学の授業の空きコマに図書館で勉強したり、通学中の電車内で英単語を覚えたりしていました。 大学3年生になり、自分の場合はインターンをはじめとした就職活動も並行して行っていた事に加え、大学の期末試験が1次試験直前にあったため7月は特に忙しかったです。そのため、余裕がなくなり、モチベーションが下がってしまう事もありました。その際は、自分が将来パイロットとして日本や世界を飛び回り、活躍している姿を想像したり、羽田空港などに行って飛行機を眺める事で「パイロットになって、飛行機を操縦したい」という初心を思い出し、モチベーションを高めました。もし、大学3年次に受験する予定でインターンなどの就職活動も並行して行おうと考えている場合は試験の直前期に大変忙しくなると思うので1次試験から逆算して計画的に勉強をする事をおすすめします。  勉強方法に関しては、「苦手をなくす事」「総合Ⅰと時事問題の対策をしっかりと行う事」が大切だと思います。 まず、「苦手をなくす事」についてですが、1次試験において出題範囲は広範なため1つや2つ苦手な分野があっても出題されない可能性の方が大きいと思います。しかし、もし出題された場合に苦手だったからという理由で点数が取れないのは1点を争う1次試験において非常にもったいなく、後悔すると思います。私も勉強を開始した当初は苦手な単元がありました。その際に自分が行っていたのは繰り返し同じ問題を解く事です。1度問題を理解できるようになったとしても時間を空けてもう1度解いた際には、全く解けない事が度々ありました。そのため、できるようになるまで繰り返し問題を解く事がおすすめです。時間が経過したとしてもその問題の解き方が定着しているのか確認するために、もう1度類似の内容の問題を解く事を意識していました。 2つ目の「総合Ⅰと時事問題の対策をしっかりと行う事」については航空大学校に合格した今、自分の中で1番やって良かったと思っている事です。総合Ⅱの勉強ももちろん大切だと思うのですが、勉強をしている人が多く集まる中で総合Ⅱだけではあまり差がつかないと思います。そこで、やっている人と疎かにしている人で明確に差がつく総合Ⅰや時事問題にしっかりと取り組み、ある程度の得点源にする事で他の受験生と差をつけることができると思います。私は航大受験ゼミナールで紹介してもらった総合Ⅰ対策の参考書や航大受験ゼミナールのマイページで日々更新される時事問題対策を確認し、しっかりと計画的に取り組む事で本番でも自信を持って解答する事ができました。時事問題関連は2問しか出題されないので、後回しにしがちだと思います。しかし、ここを取れるか取れないかで大きく違ってくると思うので日頃からニュースを見るなど意識的に取り組んだ方がいいと思います。 2次試験に関しては、1ヶ月程前から飲酒やカロリーの高い食事、外食をなるべく控えるようにしていました。加えて、規則正しい生活や運動、水分を多めに取るなど健康的に過ごす事を心掛けました。私は飲み会や先輩・友人からご飯の誘いなど多くの誘惑があり、行きたい欲望に負けそうな時や断りづらい事もありました。しかし、一瞬の楽しい時間のために将来を棒に振ったら一生後悔すると思い、事情を説明して断っていました。今となっては、この選択をして本当に良かったと心から思うとともに自分の状況を理解し、応援してくれた友人や先輩方には感謝しかありません。 3次試験に関しては、航大受験ゼミナールで面接に関する練習・相談、フライトシミュレーター練習をさせていただきました。面接に関しては、事前に提出する面接カードの添削を行っていただき、伝わりやすい文章の書き方などを教えていただきました。実際の面接練習においては、本番で聞かれそうな予想質問を考え、自分の回答を聞いていただく事で更なる深堀りや言い方などを指摘していただき、大変参考になりました。また、フライトシミュレーター練習では、航空大学校にあるフライトシミュレーターと同じ設備があるため、本番の試験を想定した練習を行う事ができました。事前に練習する事ができるため、本番で気を付けるポイントなどを整理した状態で当日の試験に臨む事ができました。 パイロットを目指してこれから受験される方々に言いたいのは、「パイロットになる事が遥か彼方の夢だと思い、憧れすぎるのはやめましょう」という事です(WBCでの大谷選手の言葉を引用させていただきました)。私も以前はパイロットになれる人は才能があり、選ばれし者しかなれない職業だと思っていました。もちろん、生半可な気持ちではなれないと思いますが、強い意志を持って努力を続ければ必ずなれると思います。実際、私も努力を続けた結果、初受験で合格を掴む事ができました。勉強をやり続ける事や身体検査のための生活を送る事は地道で不安や大変な事の方が多いと思います。しかし、その先にはパイロットという明るい未来が待ってます。ただの「夢」で終わらせるのではなく、パイロットを1つの「目標」として、受験生の方々にはこれから頑張っていただきたいです。自分のアドバイスが微力ながらお役に立てば幸いです。応援しています。

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