航空大学校合格に向けて一人一人へ最適な学習を提案します

航大受験ゼミナール

合格体験記EXPERIENCE

2023.03.24

もうこれ以上は無理ってくらい本気でやってみた。

R5合格者:S.H.さん

 私は、幼少期に海外に住んでいたことがあり、飛行機に乗る機会が多くありました。何度も乗っているうちに、空の旅の楽しさを感じ、将来は空に関わる職業に就きたいと漠然と思うようになっていました。そして小学校へ入学し、授業で行われた「職業調べ」の際に、パイロットについて調べ、パイロットに求められる高度な能力や大きな機体を自分の手で動かすというスケールの大きさに魅力を感じ、パイロットという職業を強く志すようになりました。
 そして、中学生になり、航空大学校の存在を知ってからは、受験を意識し、受験科目等について調べていました。航空大学校の受験には理系科目が必要だったので、高校では、それらを選択し、物理は得意ではありませんでしたが、特に力を入れて勉強していました。
 やがて、大学2年生になり、航空大学校の入学試験に初挑戦しました。1度目の受験は、1次試験で不合格となりましたが、その際は、アルバイトやサークル活動、大学の授業を一切削らなかったため、上手く勉強時間を確保できていなかったように思います。そのため、今回の2度目の受験では、航空大学校の受験勉強に没頭できるように、他を必要最低限にして勉強時間を確保しました。具体的には、サークル活動は一旦休み、アルバイトは最低限にしました(週2で1回2時間の家庭教師)。大学での研究活動は、教授に相談し1次試験までは必要最低限で活動させてもらいました。
 苦手科目の英語については、点数を上げるために、具体的には、英語の長文に対しては、英単語は勿論、過去問10年分の全和訳や英語で書かれた時事ニュースの和訳をしていました。リスニングは、ディクテーションとシャドーウィングを毎日行っていました。このように勉強方法を確立させて毎日それを実行し、点数アップに繋げました。勉強のモチベーションについては、パイロットを目指し、航空大学校を受験していることを周りの友人・知人に隠さず話すことで維持していました。そうすることで「絶対に合格する」という強い気持ちが生まれ、自然と勉強に身が入るようになりました。
 それから、1次試験対策としては、とにかく勉強時間を多く確保し、どの教科も、初めにこれと決めたテキストを繰り返し行い、書かれていることを全て理解して頭に入れることを意識して行っていました。2次試験対策は、あらかじめ対策できる部分は全て対策し、不安要素を無くして臨みました。具体的には、一次試験の勉強を始めたときから、貧血が心配だったので鉄分の多い食材を意識的に摂取し、サプリメントも飲んでいました。平衡機能の検査については、1次試験の合格が出た日から練習をしました。また、水を2L飲んだり、毎日運動したりするような基本的なことは、1次試験の対策期間から行っていました。3次試験の対策は、面接対策を重点的に行いました。航大受験ゼミナールの校長に面接での言葉遣いや話し方などの基本的なところから教えていただきました。また、面接カードに沿った質問やよく聞かれる質問など、様々なケースを想定して面接練習を何度もしていただきました。
 以下からは、自分にはパイロットは無理かもしれないと諦めかけている人に向けて、私自身にしかできないアドバイスをしたいと思います。私は、大学2年生の時に一度受験して、1次試験で不合格となりました。私の高校の時の成績は中の下くらいで、大学も地方国公立だったので、自分にはやはりパイロットは難しいかもしれないと一度諦めました。そして、大学3年生の時には大学で専攻していた道で就職することを考え、航空大学校の受験はしませんでした。しかし、就職活動に本気で打ち込むことができず悩んでいたとき、知人に「パイロットの夢を諦められていないから、就活に打ち込めない。パイロットの夢にもう一回挑戦するべき。まだ若いから失敗しても大丈夫だから、もうこれ以上は無理ってくらい本気で一回やってみな。」と言われ、今回もう一度受験することを決めました。2022年の3月から再び勉強を始め、今回の受験では、悔いが残らないくらいにできることを全てやって、試験に臨みました。結果的に、合格することができましたが、不合格でも後悔することがないくらい、短期間でしたが全力で受験に取り組んだと思います。エアラインパイロットになることは簡単なことではないと思います。しかし、全力でやれば、道は開かれると思います。自分には無理かもしれない、とまだ一歩を踏み出せていない人や諦めかけている人は、一度もうこれ以上無理というくらい全力でやってみてほしいです。

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