合格体験記EXPERIENCE
2023.03.07
フリーター、航大一本にかける。
私は、大学3回生のときに、大学院に進む以外の道を探り始めたのがきっかけで航空大学校の受験を考えるようになりました。そして、大学を卒業して1年め、フリーターとして航空大学校の受験に臨みました。土日は働き、平日は朝から有料の自習室を利用して、勉強の時間を確保し、ひたすら過去問や問題集を何周もしました。約20周弱はしたように思います。苦手科目については、何回も何回もその科目の問題を解き、一問一問に時間をかけて解説を見て、参考書を読んで、理解するまでやりました。そうすることによって第一次試験を突破し、合格を掴み取ることができました。私は、勉強のモチベーションを維持するために、実際に空港に行って飛行機を眺めていたので、これから航空大学校を受験する方々にも自分なりの方法を見つけてがんばってほしいです。
第二次試験対策については、試験の2か月前から禁酒・禁煙をし、栄養バランスの良い食事を1日3食、適切な時間に摂るように心がけました。私は、前もって航空身体検査、アレルギー検査を済ませており、特に注意する項目がないことは分かっていましたが、直前になって左右の視力差が気になったので眼科に行き、航空大学校の受験をしている旨を伝えた上で診てもらいました。それから、受験生が特に気をつけるべきは鼻腔検査だと思います。私は、これに対しては検査結果にほとんど影響のない処方薬を服用して対策しました。航空大学校の基準が公開されていないので念入りに対策を行いましたが、最も大切なことは毎日規則正しく生活することだと思います。
第三次試験対策については、航大受験ゼミナールで面接カードの添削、面接練習を何回も重ねてしていただきました。フライトシミュレータ―の練習も蒲田で2回ほどしました。上手くなるようというよりは、フライトシミュレーターがどのようなものかを知り、特徴に慣れることを目的としました。
私は、落ちたときのことを考えると就職活動と並行して対策をすることも考えましたが、後悔ないように1年を過ごしたかったこと、また、落ちてから就職活動を始めたとしても、胸を張ってパイロットの道を目指したと言えることから、航空大学校ラスト受験一本にかけると決めました。どのような形での受験であれ、自分でよく考えて決断することで後悔しないようにしてほしいです。