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航大受験ゼミナール

航ゼミからのお知らせ

2022.08.08

「NICE FLIGHT!」第3話 感想ブログ(ネタバレを含みます)

皆さま こんにちは 航大受験ゼミナールです。

「NICE FLIGHT!」の第3話が8月5日に放送されました。第3話は、管制官訓練生の河原かすみさんが管制官デビューを果たすお話でしたが、曖昧な指示を出してしまったり、バードストライクが発生したりと、手に汗を握る状況が続き、管制官のお仕事がいかに明確かつ迅速に情報を伝えなければならないか、ひしひしと感じられました。

今回のブログでは、河原かすみさんの管制中に起きてしまったバードストライクに関する情報と管制官試験を取り上げ、ドラマの感想をお伝えしていきますので、是非、最後まで読んでいって下さいね。

まず、「バードストライク」とは、鳥類が人口構造物に衝突することをいいます。特に航空機との衝突では機体が破損したり、最悪の場合、死亡事故に繋がったりしてしまいます。

2020年と2021年は、新型コロナウイルスの影響で航空機の離着陸の回数が減り、バードストライクの件数も減りましたが、コロナ以前の2019年の国土交通省のデータを見てみると年間1577件も発生していました。空港別ですと、東京国際空港(羽田空港)が群を抜いて多く、165件、次いで大阪国際空港が58件でした。
国土交通省バードストライク件数データ

国土交通省では、バードストライク情報を収集したり、バードパトロールを強化したり、対策検討会を開いたりしてバードストライクの件数を減らそうとしています。東京国際空港(羽田空港)では、2012年から国内で初めて鳥の飛来を捕捉するレーダーの運用も始まりました。

東京国際空港(羽田空港)の鳥レーダーと監視用モニターを活用したバードパトロールの様子は一般財団法人航空保安協会のホームページからご覧になれますので、是非読んでみてくださいね。

さて、ここからは航空管制官についてです。

河原かすみさんは、本来はCAになりたくて、管制官には、全くモチベーションがなく、退職願まで書いていました。しかし、管制官になるには非常に難しい試験を突破しなくてはならず、辞めてしまうなんてもったいないのでは……と、私個人は思ってしまいましたが、視聴者の皆さまはいかがでしたでしょうか。

2021年度の航空管制官試験の申込者は839人で、最終合格者は42人でした。かなり狭き門ですよね。航空管制官のお仕事の様子や試験概要については国土交通省のホームページに載っています。「NICE FLIGHT!」の取材記事も出ていますので読み応えは充分ですよ。
国土交通省航空管制官ホームページ

第3話は、管制官をやめようとする河原かすみさんに対する夏目幸大管制官と嘘が発覚した時の倉田粋さんの相手のことを思った言葉や行動がすばらしい回でしたね。私自身も社会人として常に相手のことを考えた行動を心がけたいものです。

マイクロバースト時の管制が渋谷真夢管制官だと発覚し、いよいよ二人も意識をし出した頃です。次回はキャンプ会。さらなる接近はあるのでしょうか。次回に期待ですね。

それでは、また来週、お会いしましょう。

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