航ゼミからのお知らせ
2026.09.11
雨ばかりの今秋について
今年の秋雨は、いくつかの条件が重なって「前線が居座りやすい」気圧配置になっているのが主な原因です。
まず、秋雨前線が西日本から東日本付近に停滞していることが最大の要因です。
日本気象協会の1か月予報(9月3日)によると、日本の東海上で高気圧が強い一方、日本付近は気圧の谷になりやすい配置で、前線の影響を受け続ける見込みとされています。
太平洋高気圧が南東側に張り出したまま、その縁を回って暖かく湿った空気が前線に流れ込むため、前線の活動が活発になり、九州から関東の太平洋側を中心に雲がかかりやすくなっています。
次に台風です。
9月は台風シーズンが続いており、たとえば台風24号から変わった熱帯低気圧が9〜10日ごろに大雨をもたらす可能性が指摘されていました。
台風本体が離れていても、その周辺の暖かく湿った空気が秋雨前線に流れ込むことで、遠く離れた地域でも大雨になるのが今年の特徴です。
さらに残暑が絡んでいます。上空約1500mの気温が北日本・東日本を中心に平年より高く、9月9〜17日ごろは「10年に一度程度の著しい高温」が予想されるほどでした。暖かい空気は多くの水蒸気を含めるので、前線や低気圧がかかったときの雨量が増えやすく、「蒸し暑いのに雨ばかり」という体感につながっています。
見通しとしては、2週間予報(9月6日時点)で9月後半にかけて秋の長雨が続き、東海から九州では厳しい残暑も続くとされています。関東甲信では降水量が平年より多くなる見込みです。
