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航大受験ゼミナール

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2026.08.28

航空大学校二次対策④『耳鼻科』

耳鼻咽喉科領域は航空身体検査マニュアルで「内耳・中耳・外耳」「平衡機能」「鼓膜」「耳管」「鼻腔・副鼻腔・咽喉頭」「鼻中隔」「発声障害」に分かれており、これに聴力検査が加わります。

聴力は純音聴力検査(オージオメーター)で、各耳ごとに 500・1000・2000Hz でおおむね35dB、3000Hz で50dBを超える低下がないことが目安です。

不適合となり得る疾患としては、真珠腫性中耳炎、メニエール病、突発性難聴、外リンパ瘻、良性発作性頭位めまい症(BPPV)、慢性副鼻腔炎、著しい鼓膜穿孔・耳管機能不全などが挙げられます。
ただし多くは「治癒して症状がなく、検査で異常がなければ適合」という条件付きの扱いがあり、たとえばBPPVも単回の発作で症状が消失し、眼振検査・平衡機能検査が正常なら適合とされます。

受検前の実践的な対策

1. 体調管理が最大の対策です。 風邪・鼻炎の状態で受けると、鼓膜の発赤、耳管機能の低下、鼻粘膜の腫れ、聴力の一時的低下がすべて出やすくなります。花粉症のある方は、シーズンを避けて受検日を設定するのが賢明です。

2. 耳垢は事前に耳鼻科で除去してもらう。 鼓膜の視診ができないと判定に支障が出ます。自分で耳かきをすると外耳道を傷つけて逆に不利になるので、受検の数日〜1週間前に耳鼻科で掃除してもらうのが定石です。

3. 検査前日は騒音を避ける。 ライブ、大音量のイヤホン、射撃などの後は一時的閾値上昇(TTS)で聴力検査の数値が悪化します。前日〜当日は静かに過ごし、睡眠を十分に取ってください。

4. 耳抜き(バルサルバ)ができるようにしておく。 耳管機能の確認で通気性を見られることがあります。うまくできない場合は事前に耳鼻科で耳管機能を診てもらいましょう。

5. 鼻中隔弯曲・慢性副鼻腔炎は先に治療を。 高度な弯曲や慢性副鼻腔炎は指摘されやすい項目です。手術等で治癒し症状がなければ適合となり得るので、初回受検前に耳鼻科でCTや内視鏡で状態を確認しておくと安心です。

6. 服薬に注意。 第1世代抗ヒスタミン薬(眠気の強い鼻炎薬・市販の総合感冒薬に多い)は航空業務との関係で問題になります。アレルギー治療が必要なら、眠気の少ない薬への変更を医師に相談し、受検時は服薬内容を正確に申告してください。

7. 不安があれば「航空身体検査に詳しい耳鼻科」で事前チェックを。 指定機関の判定でつまずく前に、既往歴(突発性難聴、めまい、中耳炎など)がある方は診断書や治癒証明、検査データを揃えておくと、条件付き適合や国土交通大臣の判定(いわゆる大臣判定)の手続きがスムーズになります。

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